手嶋龍一の「2010年 日本と世界の行方」〜鳩山&小沢外交と、日米同盟の危機〜
手嶋龍一 外交ジャーナリスト/作家
日時 2010年01月19日(火)19:00-21:00
外交ジャーナリスト、また作家としてご活躍の手嶋龍一さんをお迎えし、民主党政権の外交政策が日米関係に与える影響やオバマ政権の政策など、手嶋さんの鋭い分析で話していただきました。
手嶋さんのユーモアをたっぷりの語りに会場の全員が引き込まれ、一言も聞き漏らさないように集中している様子が伝わる2時間でした。
オバマ大統領をはじめ、多くの大物政治家と直接面会したときの話も飛び出し、ビル・クリントン夫妻の話には、会場が笑いに包まれました。
また、幕末や明治時代のリーダーには備わっていたインテリジェンス感覚が、今の日本のリーダーにはないと話され、同じ「情報」という意味でも、「インフォメーション」とは全く違う「インテリジェンス」感覚を磨くことの重要性について話されました。
会場からは多くの質問が上がり、時間を延長して一つひとつに丁寧に答えていただきました。
講座終了後も「手嶋さんに、もう一つききたい!」と何名もの方が、直接質問されていました。
熱心にご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。 また、講座でお会いできることたのしみにしています。
<受講者のコメント>
ほろ苦さとこれまでにない体験から胸にチクリと刺さったこの講座は、この先、忘れることができない講座の1つになると思います。インテリジェンス感覚を身 につけ、日本について外交という観点からも考えられるように知識を得たうえで、ぜひもう一度、手嶋さんの講座を受けたいと願っています。 (T.Yさん 女性)
世界の中の日本という外側から見たときの日本の状況などを細かく、ジョークを交えてお話くださったので、非常に分かりやすかったです。 これからの日本の行く道、ひとりひとりが情報を正確に受け止め、広角で物事をとらえ、考え、自分自身が歩んでいくことが必要だと思いました。その結果、決断するときのために役立つ情報として「インテリジェンス」が培われるのだと思いました。 (K.Kさん 女性)
経営企画の仕事の中で、情報をビジネスインテリジェンスにすることを意識して勉強中なので、非常に重要なポイントを示唆いただいたと思います。同時に非常にハードルが高くチャレンジしがいのあることだと改めて感じました。 (W.Mさん 女性)
大統領等と実際に会話をした経験のある方から直接伺うお話は、テレビ等でうけとる平面的な情報とは圧倒的に違い、立体的な学びの場になったと思います。ヒラリーさんの敏腕ぶり、印象的でした。 (O.Yさん 女性)
興味深い内容であったことはもちろん、とても丁寧に説明いただき理解しやすかったす。取材の際のエピソードなどもとても興味深く、もっと聞きたいと思ってしまいました。 (Y.Mさん 女性)
政治につては、分からなく、とっつきにくいところがあるのですが、お話に刺激を受けて私なりに勉強を始めようと思いました。流れてくる情報をそのまま受け取るのではなく、取り巻く情報をあわせて本質は何かを考える姿勢は今後の仕事に役立つと考えます。 (U.Tさん 女性)
今話題の日米外交問題や鳩山さん、小沢さんの考え方の違いなどを鋭い分析で分かりやすく説明していただき、ニュースがより身近に感じられました。また、手嶋さんならではの世界の要人への取材の裏話が聞けてとても楽しかったです。 (H.Yさん 女性)
冒頭にインテリジェンスをキーワードに話され、意外な展開にびっくりしましたが、報道においてだけでなく我々の日常においても自分のスタンスを持ち、自分 の目で疑問を持ち自分の目で確認する意識が重要であると改めて思い知らされました。少人数であり、話す距離も近いので質疑応答が容易にできるのが一番良 かったです。普段、手嶋先生のような講師であればで大きな会場で容易に質問はできないと思いますが、ここの会場のお蔭でリラックスした雰囲気で質問できた のがひじょうによかったです。気付けば時間もあっという間でした。 (N.Hさん 男性)
「インフォメーション」と「インテリジェンス」という言葉に新しい意味づけができました。お話の冒頭で「インテリジェンス」をどのような意味で使ってい らっしゃるのだろうかと疑問におもっていました。お話を伺っているうちによく理解できました。その結果、何事にもいえることですが、非常に雑に「情報」を 扱ってきてしまったなと思いました。「情報」といってもいろいろなものが混在し、見方、扱い方は様々です。物事をすぐに”わかったつもり”にならないよ う、改めて洞察力が磨かれるよう、常に疑問をもちながら言葉や情報に接します。 (S.Yさん 女性)
日本のような自国を守る力もない、資源もないような国でどうしていけばいいか、こういう分野は甚だ疎い私には、「この先どうなるのだろう?」と思案ばかり する日々でした。そういう意味で今回の受講に至ったわけですが、手嶋先生の話は、目からウロコのことばかりで、日本の未来に明るい光を感じさせる内容でし た。新聞のことも記者クラブのことはよくよくわかっていたつもりでしたが、やはり自分の目でみて(情報も自分自身で模索して取っていって)、自分で判断す ることが、未来を本当に明るいものへ繋げるのだ。自分自身が世の中にコミットしていくことがどれだけ大切かということを改めて思い知らされました。 (M.Fさん 女性)
講義を聴きながら、今は、新たな時代の潮流のなかにあるのだなぁということを感じとることができ、今後ニュースを見聞きする姿勢が変わると思います。 (N.Tさん 女性)
価値ある情報提供には、背景を推測できる深い知識、そして情報解釈力が必要であり、それは一朝一夕には身につかないことを学んだ。同じ情報を得ても、人によって、その活かし方は大きく異なる。インテリジェンス力を高め、活かしたい。 (N.Sさん 女性)
2010年は日米安保条約改定50周年。
しかし鳩山新政権下では、インド洋での給油活動停止や、沖縄・普天間基地の移転問題など、これまでの日米同盟から距離を置く方針が示され、日米関係に大きな影響を与える可能性が懸念されています。
一方で、鳩山首相が打ち出した東アジア共同体構想が果たして機能するのかどうか、また、小沢民主党幹事長による中国・韓国寄りの姿勢の思惑についてもさまざまな議論がなされています。
本講座では、元NHKワシントン支局長で、日本の外交について精力的に追い続けてきた外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一さんに、現状分析と今後の日本と世界の行方についてお話いただきます。特に、オバマ大統領への直接取材のお話は必聴です。
また手嶋さんによれば、「時事を読み解く」のに、特別な情報源やルートは必ずしも必要ではなく、各種メディアを通じた一般の公開情報だけで大部分の状況把握が可能とのことです。ではその秘訣とは……!?
ニュースを理解したい方、今後の日本と世界の行方に関心のある方、あふれる情報から重要なものを見分けたり、的確に分析したりする力(インテリジェンス)を身に付けたい方に、ぜひオススメの講座です。
作家としての執筆活動も大好評で、“超”多忙な手嶋さんのたいへん貴重な講座がついに実現しました。この機会をぜひお見逃しなく!
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手嶋龍一
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