伊藤みどりの「逆境力」
伊藤みどり 五輪フィギュアスケート銀メダリスト
日時 2009年07月10日(金)19:00-21:00
伊藤みどりさんのパワフルさと、元気をたくさんもらった充実した2時間。
カルガリーオリンピックとアルベールビルオリンピックの実際の映像も見せていただき、力強いトリプルアクセルと演技力にあらためて感動しました。
また、小柄な伊藤さんが日本全国の大きなプレッシャーを背負って戦った逆境力は、私たちに大きな力と勇気を与えてくれました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
<講師のコメント>
みなさん、ありがとうございました。(伊藤みどり)
<受講者のコメント>
伊藤みどりさんは、ジャンプという自分の強みを徹底的に活かしたことで、世界中の人を感動させることができたのだなと感じました。仕事をしていく上でも、 自身の弱みを克服することに集中するのではなく、積極的に強みを活かしていこうと思いましたし、そうでなければ仕事上での成功はないだろうと思いました。 40歳になっても、新しいことにチャレンジしたいと話す伊藤みどりさんは自信に満ちていて、パワーをいただくことができました。 (S.Iさん 女性)
自分の力を100%発揮する、まずは自分の為にという、自分というものを強く持っていることが印象的でした。人前でいいところだけ見せたい、転んだらはずかしいなんて思わずに果敢に挑戦する姿勢を見習い、公私ともに役立てたいと思います。 (T.Uさん 女性)
「私は苦労してメダルを取ったわけではありません」と話されていましたが、苦労が逆境力に結びついたのではなく、心と体のバランスを常に保つ練習が逆境力を生み出した、ということが意義深い内容だったと思います。 (N.Yさん 女性)
伊藤みどりさんの経験に基づく生きた語り口に、思わず引き込まれました。 今回、みどりさんの解説とカナダの中継つきで全部みることができ、本当にうれしかったです。おそらく多くの方が、それぞれの当時の思い出を交えてみていたのではないでしょうか。とても贅沢な時間でした。 (S.Tさん 女性)
逆境をバネにするということは客観的に自分を見つめ返せるんだなと思いました。また、伊藤さんはスケートの美、スポーツとしてのスケート、技術のスケー ト、トリプルアクセルなど、色んなものを追求した結果、成果を出して成功したと思うのですが、自分の人生はそういった部分が希薄なので、何でもいいから何 かを追求することによって、自分の価値とか想像力とかそういった自分に足りないものを見つけて自身に役立てたいと思います。 (M.Aさん 女性)
フィールドやバックグランド等、講師のお話は特定の大変に限られた状況であり、お話であると思います。しかし、生き方そのものは、万人に共通しており、講師から学んだものは、私たちの日常生活に役立つことに間違いありません。 (Y.Uさん 女性)
その世界のトップまで上り詰めた方から、直接、お話をうかがえるのは貴重な経験で、それを追体験させていただけて本当によかったです。 (M.Iさん 女性)
逆境をはねのける力というのは、日々の訓練の賜物であり、一夜にして出来るものではないのだ、ということを学びました。伊藤みどりさんの、「ゼロにしない 練習法-技術と体調と感情のベストな状態をつかむ練習をしていた。これまでゼロにしない練習を積み重ねてきたおかげで、自分で自分を自然に突き動かすこと ができていた。」というお話から、そのように強く感じ、私自身への教訓になりました。 (K.Fさん 女性)
元世界チャンピオン。オリンピック銀メダリストで、日本人初の「世界フィギュアスケート殿堂」に殿堂入りされている伊藤みどりさん。
日本中の期待を背負うというプレッシャーで戦ったアルベールビル五輪の体験
芸術性を問われる競技の中で、自分だけの持ち味(ジャンプ)を貫いた精神力
場外転倒などのアクシデントにも負けない力
一般家庭では金銭的にスケートを続けられない中、コーチの家に住み込みスケートを続けた悔しさを、バネにできる性格
アジア人がまだ評価されていない時代に戦った姿勢から、「逆境力」をキーワードに、山ほどのエピソードを分かち合ってくれます。
世界を相手に戦った講師から直接エネルギーを感じる、貴重な機会です。元気になります。ぜひご参加ください。