進藤奈邦子の「国際舞台で活躍するプロフェッショナルの情熱と価値観」〜WHOで貢献するワーキングマザー〜
進藤奈邦子 世界保健機関(WHO)本部 グローバル インフルエンザ プログラム メディカル・オフィサー 医師
日時 2009年11月25日(水)19:00-21:00
SARS、鳥、そして新型インフルエンザと相次いで発生する感染症対策で、世界を舞台に活躍するWHOメディカルオフィサーの進藤奈邦子さんが、スイスから一時帰国し、超多忙な中、表参道カレッジにかけつけてくださいました。
事前にいただいた受講者の皆さんからの質問に答えるべく、講座は、前半は、これまでのインフルエンザ・パンデミックの歴史や感染の仕組みなど、感染症についての講義、後半は、進藤さんの仕事、キャリアについて、お話してくださいました。
感染症についての講義では、医師や製薬会社の方から質問があがり、医療現場とメディアとのコミュニケーションの難しさ、新型インフルエンザと季節性インフルエンザとの違いなど、わかりやすく説明してくださいました。
また、キャリアのお話に入る前に、受講者全員が参加する簡単な「ゲーム」を行い、その結果を通して、「反省会は、ネガティブなことをディス カッションする のではなく、ポジティブなことの中から成功の秘訣を見つけることが大事」と進藤さん独自の考えをお話してくださいました。
キャリアや仕事についても、会場から多くの質問があがり、子どもを持ちながら仕事をすることについてや、人生におけるさまざまな「転機」を 迎えたときに相 談できるメンターのこと、壁にぶつかったときの乗り越え方など、進藤さんのご経験から、多くの気づきをいただいた講座でした。
受講者の皆さん、ありがとうございました。
<受講者のコメント>
妊娠・出産で、少し立ち止まることがある女性だからこその、しなやかな生き方を見せていただきました。壁にぶつかったら、一歩ひいてみて、回り道をしてみ たほうがこえていけるのだということ、悩んでいるうちはまだ決断のときではない、人生には必ず転機はやってくる、など心に響いた言葉が沢山ありました。男 性と同じ土俵に立って競争しなくても、自分が楽しいと思えて頑張れる仕事で勝負すればいいのだと学びました。私も自分がこれができるということをもっとア ピールし、自分の仕事に誇りをもってさらに極めていこうと思いました。 (K.Sさん 女性)
何よりも、進藤さんからパワーをいただきました! 世界一の専門家からインフルエンザについて生のお話を聞けたのも、キャリアについて改めて伺えたのも、 私にとってのパワー補充でした。スーパーウーマンでありながら、とっても人間らしいところがおありなのだ、ということが分かって、ほっとしました。私は仕 事が好きなので、周りにいつも「頑張り過ぎないで」と言われてしまいます。でも、仕事とプライベート、両方のバランスを保つことで、進藤さんのような魅力 が身につくんですよね。仕事の生産性を上げて、プライベートを充実させ、自分の人生をより実り多いものにしよう!という気持ちになりました。 (S.Mさん 女性)
進藤さんのお話からは、ポジティブな面を捉えてそれを生かすこと、自分をhappyにすること、自分が自分の人生の主役になることへの強い意志のようなも のが感じられて、とても大きなエネルギーをいただきました。インフルエンザ最新情報に関しては、WHOがどのような観点からインフルエンザ対策を進めてい るか、また今年5月の関西での感染防止対策の積極的評価など、世界的視野からのお話に目を啓かれる思いでした。インフルエンザの問題に対して、もっと広い 視野から見ることができるよう、今後も学んでいきたいと思います。 (K.Rさん 男性)
ちょうど色々な面で考えている時だったので、解決策を考えるヒントをたくさん頂いたと思います。「あなたは何ができるのか」と問われたときに、自信を持っ てこれができる、と言えるものをまだ仕事では持てていないなと感じているので、ぶつかっている壁にどう対処するかということが見えなかったのだと思いま す。自分のできることとまだできていないことをリストにして、プライオリティをつけ、人に会ったり、学びに行ったりしたいと思います。 (M.Aさん 女性)
仕事とプライベートのバランスをとること、いつでも前向きさを忘れず人生で壁が立ちはだかったとしても、そんなときは少し下がってみてみることをすれば必 ず道は開けてくるということを学んだ。日々の中で、迷うことやつらいと思うことがあっても、楽天的になること、手柄話をもつこと、人に役に立ちたいという 気持ちを忘れないことを常に頭に置いておきたいと感じた。 (M.Yさん 女性)
「医者」から「国連」へ、という一見華やかなキャリアアップの過程には、結婚・出産によってご自分のキャリアが中断されることへの不安感や敗北感を強く感 じておられた時期があったことを伺い、決して順風満帆ではなかった状況を乗り越えられたのも、自分の好きなことを続けることができたから、とのお話しには 感動しました。好きなこと、自分にできることをたゆまなく続けていたからこそ、自然と道が開かれたのですね。 (M.Aさん 女性)
キャリア戦略を立て邁進した時期と、現実に身をゆだねていた時期があったという話にホッとしました。仕事・プライベートともに楽しむ気持ちを持って頑張ろうとちょっぴり勇気と自信が湧いてきました。目標を掲げて学び続ける意志がが固まりました。 (M.Hさん 女性)
進藤さんのお話にあったように、正しい情報にたどり着くように事前に準備をしておいて頂けることは情報を受けとる側には大変ありがたいことだと思います。 何か起こってからではなく日常的に練習しておくリスクコミュニケーションについて、自分の会社のリスクが何か、共有できているか、考えてみようと思いまし た。 (T.Sさん 女性)
テレビなど各メディアで注目のWHOメディカルオフィサーの進藤奈邦子さん。 SARS、鳥、そして新型インフルエンザと相次いで発生する感染症対策で、世界中から集まる様々な国籍のスタッフを束ね、世界各地を飛びまわり、最前線でパンデミックと戦っています。
本講座は、そんな進藤さんが、一時帰国の間に講師をしてくださるという、大変貴重な機会です。
国連組織で働く意義、学び、競争、そして今にいたる戦略的なキャリアプラン、過酷な環境下で現場を乗り切るコンディションづくりや、プロフェッショナルとしての志や夢、また、スイス・ジュネーブでの暮らし、子育てなどプライベートなお話もまじえながら語っていただきます。
国際機関で働くことに興味のある方、リーダーとしての働き方・価値観を学びたい方、どうぞご参加ください。
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